実は昨日、あんな日記を書いたのには理由がありました。
この日記でも挙げたことのある、某こども病院のことで、それでなくても雨で滅入っていた気分に拍車を掛けるかのようにぐさりとくるものがありました。
2月頃のドスペという番組でも放送されたようなのですが、昨日その再放送で、子ども病院のドキュメンタリーをやっていました。
そこで、一昨年関わりを持たせていただいたお子さんが、亡くなったことを知りました。それも、最期をテレビで撮影していて、いろいろとご両親の叫びとか、亡くなる前日のお子さんの様子とかあまりにも鮮明で、耐え切れなくなって、自分の中で消化できませんでした。私が感情的になっても仕方のないこと・・・と思っていたのですが、なかなか難しすぎました。
私は、祖父と祖母を一人ずつ亡くしています。しかし、お葬式にも出させてもらえず、死に目にも立ち合わせてもらえずにいたため、自分の知っている人の亡くなっていくまでを見たのが、初めてでした。いくらテレビを、しかも、再放送でだいぶ前のこととはいえ、大きなショックでした。
泣いても泣いても涙は止まらないし、ほんとに、しんどかった。こんな気持ちになるくらいなら、文句だらけだけど今の仕事のほうが、人の死に目にも立ちあわなくていいし、泣いたりだってしなくてもいい。苦しい思いをいっぱいいっぱい抱えて、それに耐えられないような気もして、そんなことに慣れたくもないし、あんなにまで苦しめたくない。そんな気持ちと、その場面を引きずって、あの言葉が自分から発せられました。
私は、どうしてなのかわからないけど、本当に子どもが好き。だけど、子どものあんな状況は嫌い。
でも、一晩たって、自分自身もやっぱりこのままじゃいけないってどんな理由かは分からないけど感じたし、自分の中でどんな決着をつけたのか分からないけど目指すものは変えたくない。やっぱり、医者になりたい。小児科医になりたい。

なりたいなりたいでなれるものじゃないし、こんな情緒不安定でいるのは医者になるならないにかかわらずよくない。もっともっと頑張らなきゃ。

それにしても、こんな形でこんな気持ちになるとは思わなかったな。。。

コメント

ousuke
桜介
2006年5月15日16:57

その子のためにそこまで思いを寄せられる貴方で良いと思います。とても素敵な人です。逆に何とも思わない方がどうかなと。他人のことをここまで思える自分を大事にしてください。
ユキさんは頑張っていると、私は思います。小児科医になるという素敵な夢、叶えてくださいね。

ユキ
ユキ
2006年5月16日12:37

桜介さんへ

いつもいつも、優しいコメントありがとうございます。
一緒に来年の春、桜咲かせて、お医者さんになりましょうね。

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